「和田の家」の現場は今週、大工さんが造作材の加工を加工場で行っていたために、今週の現場定例打ち合わせは今日にずれ込みました。
大工さんの造作材の加工って、「?」と思う人も世間には少なくないと思いますが、建具(=ドアなど)の周りにある枠材なんかを造作材と呼びますが、これらの枠材ひとつひとつを大工さんが自分で加工して、それを現場で調整しながら取り付けるのです。
住宅メーカーなどの世間の主流はドアと枠材がセットになった既製品で、それをただ現場で取り付けるだけなんですが、世間の人もそういうものだと思っている人も多いと思います。
もちろん中には大工さんは現場で材料にカンナを掛けながら仕事しているなんて思っている人もいるかもしれませんが、それはずっと昔の話です。基本的には材料の加工は加工場で行います。
で、今日から「和田の家」も大工さんが現場に戻って、枠などの造作材を取り付けています。
棟梁の洞戸さんは玄関框を、朝日さんはキッチンの勝手口の桧の枠材を組み立てています。(下の写真)
桧の枠材を取り付けたら今度は床に桧のフローリングを張っていく予定です。
~おまけ~
ちなみに、どーでもいい話ですが、棟梁の洞戸さんは、「平中の家」の棟梁も担当されましたが、「平中の家」のクライアントのSさん(奥さん)から、
「洞戸さんて、(俳優の)小栗旬に似てますよねぇ。」なんて事を言われた事があります。
洞戸さんは、「お世辞でも嬉しいッス。」って言ってました。
その時は、「そうかな~?」なんて思っていましたが、最近だんだんとそう見えてきたから不思議です・・・。